相続財産を調べる
家族(例えば親)が亡くなり、相続手続きを進めていく中で、亡くなられた人(親)が生前どんな財産を持ち、どこの金融機関の口座を持っているか?どこか生命保険に加入していたか?等を相続人である家族(配偶者や子)が知らないケースがあります。
これら財産を調べる方法をまとめてみました。
まとめて調べる制度がある?
不動産は故人宛の固定資産税の納税通知書を参考に市町村毎に調査を行いますが、財産によっては、まとめて一括で調べられる制度が存在します。
生命保険協会では「生命保険契約照会制度」(2021年7月から開始)によって、すべての保険会社との契約の有無が確認できます。
なお、契約内容の確認や保険金請求は各保険会社に直接行います。
【生命保険契約照会制度】
この他、上場株式の口座開設先をまとめて調べる方法として、「証券保管振替機構」に開示請求制度があります。こちらの受付は郵送のみになります。
預金口座を調べる制度は?
国民の多くが利用する銀行などの預貯金口座を一括で調べる方法は現時点ではなく、通帳や郵便物などを手掛かりに、個別に金融機関をまわって照会していく方法以外ありません。
マイナンバーと預金口座との関連付けの仕組みが出来れば、預金口座を一括で調べることができる事になると言われていましたが、まだ先になりそうです。
預貯金等の取引先などは親子で情報共有しておくことで、死亡時や認知症発生時などの手続きがスムーズになります。
大切な財産を守るためにも、ぜひご検討ください。(庄司)
ニュースレター
最新記事
ニュースレターカテゴリ
不動産コンサルティング
不動産管理
ニュースレター最新5記事
地主・家主の皆様、
税理士・公認会計士の皆様のために、
私たちができること
弊社では、専門スタッフがお客様のニーズにお応えし、
適切なご提案とお手伝いをいたします。

貸宅地企画提案書
を作成致します
弊社は、地主・家主の貸宅地に関する問題を調査分析し、適切な対策をたてる為の企画提案書を作成しています。
- 地主・家主の皆様へ

資産税の
お手伝いを致します
税理士・公認会計士の皆様が相続税の申告をされる時や、顧問先に相続税の納税・節税などのご提案される時に、資産税のお手伝いを致します。
- 税理士・公認会計士の皆様へ